
グリーングロッシュラーガーネット(Green Grossular Garnet)について紹介します。
グロッシュラーの名前は、グースベリー(西洋すぐり)の植物の学名R.grossulariaに由来すると言われて、グースベリーグリーンの塊状のグロッシュラーは、ロシアで最初に発見され、のちにハンガリーやイタリアでも見つかりました。
グリーングロッシュラーには、透明な単結晶と塊状で産する2つのタイプがあります。
塊状の南アフリカ産のものは、ひすいによく似ていることと主要産地名をとって、トランスバールひすいと呼ばれています。
中に磁鉄鉱の黒点状の結晶を含んでいるのが特徴です。
また、1960年代からケニアの鉱山で採掘されているグリーングロッシュラーは、ツァボライトと呼ばれています。
塊状のグリーングロッシュラーは主に装飾品として、ツァボライトはファセットカットされて宝石に使われるのが一般的です。
グリーングロッシュラーは、カナダ、スリランカ、パキスタン、ロシア、タンザニア、南アフリカ、アメリカなどで産します。
また、ケニアはツァボライトの主要産地となっています。